熱可塑材のように成形とリサイクルが可能なゴム状素材
ゴムは、いったん加硫してゴム弾性をもたせてしまうと、再度それを材料として製品を作ることは出来ません。
TPEはゴムの性質を持ちながら、プラスチックのように熱を加えることで製品へのリサイクルが可能であり、環境にやさしい材料と言えます。
ゴムのような外観、感触、挙動
TPEは、熱可塑性マトリクスによって、化学的に架橋されたゴムが被包された材料です。 この2成分からなるため、熱を加えると溶融し、常温ではゴム弾性体になります。
エラストマーの性質があるため、これまでゴムでないと作れなかった部品も、TPEに置き換えて生産が可能となりました。また、TPEで作ると加硫ゴムに比べ軽量となることも特徴です。
シンプルでフレキシブルな部品の設計・製造
ペレット状の材料を使い、プラスチック用の射出成形機で成形することで、複雑形状も一気に製品として仕上げることができます。加硫の工程も不要です。
また、サイクルタイムが短いことも特徴で、ゴムであればプレスに5~10分かかるものも、TPEなら30秒~1分程度で加工が可能です。これにより、1日の生産量が大きくアップします。
自由に色付けでき、美しい仕上がり
無色(ナチュラル)の材料を使えば様々な着色が可能で、特に明彩色に好適です。
アイディア次第で様々な用途にお使いいただけます。
和光製作所は、TPEについて豊富なノウハウを持ち、さらに日々研究を続けています。
TPE製部品用の専用ラインを設け、熟練したTPEのプロであるスタッフが、高品質・ハイスピードで製造いたします。
また、金型を自社で製造するため、試作時の細かい修正に即座に対応でき、価格も抑えることが可能です。
是非ご相談ください。